金沢では、金沢美術工芸大学の河崎圭吾先生から「secca」という金沢市を拠点に活動するクリエイティブ集団の会社をご紹介・ご案内いただき、ありがたいことにデザイナーの上町達也社長から直接、ご説明をいただくことができました。
伝統技術から最先端のテクノロジーまで、木工、焼き物、コンピュータ(3Dプリンター)などの工房を持ち、さまざまな技術を使いながら、クリエイティブな商品作り・作品作り(新しい価値の提案)を行なっていらっしゃるとのこと。
中でも、石川樹脂工業とのコラボで生まれた「ARAS」は、素敵なデザインの割れないテーブルウエア(樹脂の食器)のブランド。驚いたのは、多くのレストランで使われている陶器の食器は頻繁に割れてしまい毎月20-50万円程度の固定費がかかってしまうそうです。樹脂で作られたARASは素材の魅力と優れたデザインで安っぽい感じがしないだけでなく、100%リサイクルもできるそうです。素晴らしい
その他にも、新しいギターの提案、置くだけでオブジェになる靴べらなど、伝統工芸の技術と新しい素材を組み合わせたオブジェなど興味深いものをいろいろは拝見しました。








河崎圭吾先生は、金沢美術工芸大学のインダストリアルデザイン(商品のデザイン)を教えていらして、お忙しい中、大学内もご案内いただきました。
興味深かったのは「共通工房」という分野を超えてさまざまなものづくりの技術・スキルを学ぶことができる施設が整っていること。
- 絵画(デッサン、版画、フレスコ画、シルクスクリーンなど)
- 彫刻・デザイン(木工、石材、金属、プラスチック、石膏など)
- 工芸(鋳金、彫鍛金、陶磁、染織、漆木工)
- メディアエリア(コンピュータ、録音、映像、アニメーション、撮影)
そして、それぞれの工房には高度な専門知識を持った技術者の方が、技術面や安全面でサポートをしてくれるそう。本当に何でも学ぶことができて素晴らしい環境ですね
そして、seccaの食器が使われているお店での夕食!! 素晴らしく貴重な経験をさせていただきありがとうございました(^^)



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