【6月の短歌教室より】〜題詠「北鎌倉吟行」

【6月の短歌教室より】〜題詠「北鎌倉吟行」

「今日の短歌」として投稿した短歌の中から。短歌教室での添削前と添削後。

[添削前]

陽の雫 苔絨毯にゆらめいて風のささやき耳にふれゆく

[添削後]

陽のしずく苔絨毯にゆらめいて耳にかすかな風のささやき

明月院の庭の苔に木漏れ日が差していて、爽やかな風で揺れている様子が美しかったです。

添削は一字あけをせず「雫」をひらがなにして読みやすく。また、4句と結句を入れ替え表現も変えたことで、より明確に伝わる歌になりました。

[添削前]

青紅葉大きな岩を根で抱き静けき庭に命燃ゆなり

[添削後]

青紅葉大きな岩を根で抱き静けき庭に命燃ゆるなり

明月院にある巨大な石の上で大きくなった青葉の紅葉のことを歌にしました。太い根が石を掴んでいるようで、樹の生命力に圧倒されました。

「命燃ゆ」→正しくは「命燃ゆる」となるとのことです。

※写真は北鎌倉の浄智寺

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