本屋さんで、ふと表紙の【「世界の北野」が日本の経営者に伝えたいこと】というタイトルに惹かれて購入してインタビューを読みました。
北野武さんがアフリカで、さまざまな支援活動を行っていることを知りました。単なる寄付ではなく「仕組みづくりが大切」という考えのもと、「たけし日本語学校」を運営したり、アフリカ人を北海道の牧場で教育したり、現地で給食サービス(学校に通わせる仕組み)をやったり。
お金や物の寄付も、現地の利権や搾取で結局は届けたい人に届かない。そんなうまくいかないことも多々ある中、あの手この手で経済構造を変えるために時間をかけて教育からやっていることを知り感銘を受けました。
★「勉強するから、何をしたいかわかる。勉強しないから、何をしたいか分からない。」その言葉通り、北野は教育を受ける環境をつくり自立を支援し、志ある若者には地震の経験を惜しみなく伝える。人を育てることは、北野のライフワークだ。
★「発展途上国はかわいそう」と上から目線で寄付をするのは大間違い。善意が思い通りのかたちになるなんて甘いもんじゃない。
★共犯者をいっぱい増やすみたいにして仲間を増やす。仕事って、そういうことだと思うんだよね。
最後の言葉は、映画づくりや映画監督としての姿勢と、アフリカでの活動の共通することとしての話。
日本では怒鳴りつける映画監督の文化が残っているそうですが、それよりも、自分はわかってても「これ、どうしたらいい?」と泣きつく作戦で良いアイディアを取り入れながら仲間にしていく、だそうです。
とても良い記事でした(^^)。
コメント
この記事へのコメントはありません。
この記事へのトラックバックはありません。