先日、東京ステーションギャラリーに行った際、東京駅丸の内駅舎の保存・復原の展示を見ることができました。
歴史的な赤レンガや、当時が偲ばれる意匠・装飾の文化財が保存されるように工事が進められた、というのが嬉しい。
大正時代の建設中の写真では、周りには高い建物は何もなく、駅舎の屋根にたくさんの人が登って仕事をしてしています。
東京駅100年の歴史を1914年、1964年、2014年の3段階でジオラマで見られる展示も興味深い。
丸の内駅舎の設計は、建築家・辰野金吾ですが、第一次案としては、ドイツの鉄道・建築技術者のフランツ・バルツァーの日本風の駅舎案があったそうです。
バルツァー案は、駅舎のデザイン以外の部分で多くの貢献をしたものの、当時のヨーロッパ崇拝の時代の日本では、日本風の駅舎デザインは受け入れられなかったのですね。
もしも、日本風のデザインが採用されていたら、今頃の東京駅はどんな進展を遂げていたのだろうと思いを巡らせたりしました(^^)。
下記の資料に詳しい説明がありますのでご参考まで。
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