バンドのリハの前に、国立能楽堂でお能を鑑賞してきました。
狂言は和泉流「横座」、お能は金剛流「祇王」。
今回は普及公演ということで、冒頭に甲南大学の田中貴子教授によるとてもわかりやすい解説があり、詳しくない私にはありがたい導入でした。
能舞台は、やはり美しいですね。装束の華やかさや、謡の方々を含めた一つひとつの所作の静かな気品に、思わず見惚れてしまいます。
そして音楽をやっている身としては、どうしても“音”のほうにも耳がいきます。
能の謡や囃子は、華やかに盛り上げるというより、むしろ余白を大切にして進んでいく音楽声の抑揚や太鼓の間合い、静寂の使い方…そのすべてが舞台の空気をゆっくりと形作っていく感じが印象的でした。
会場は満席で、着物姿の方も多く、外国からのお客様の姿もちらほら。
客席の前の小さなディスプレイには、詞章(セリフや謡の言葉)が日本語or英語で表示されるようになっていて、伝統の舞台を多くの人に届けようとする工夫も感じました。
購入した冊子の随筆で知ったのですが、「シテの花」という能をテーマにした漫画があるそうです(作者:壱原ちぐさ)。
あの独特の空気感を思い出しながら、読んでみたくなりました![]()





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