コクヨとソニーによるインクルーシブ・デザインワークショップの成果展「CROSSING VIEWS」

NPO「インクルーシブ・デザイン・ネットワーク」でもお世話になっている藤木武史さんが手がけられた活動の成果展に行ってきました。

コクヨとソニーのデザイナー、そしてそれぞれの特例子会社の社員の皆さんによる、1年にわたるインクルーシブ・デザインワークショップの成果展**「CROSSING VIEWS」**です。

会場には、ワークショップから生まれたコンセプトプロトタイプがいくつか展示されていました。

(1)自分にとって心地よい場所を探せるアイランドソファ「nolla」

下肢障がいのある方の「ソファに乗り移って足を伸ばしたい」、「車いすから降りなくても、楽な姿勢でくつろぎたい」という声から生まれたものだそうです。

形状は、あえて均質にせず、さまざまな姿勢を受け止められるよう設計されています。

どんな人にとっても、ふと自由に身を預けてみたくなる。そんな不思議な居心地のよさを感じるソファでした。

(2)お互いを理解するきっかけをつくるアイテム「aicon」

外見からは分かりにくい上肢障がいのあるリードユーザーが、日常の買い物の中で感じている動作面での困りごと、そしてそれを周囲に理解してもらう難しさから生まれたデザインとのこと。

キーホルダーに書かれたメッセージを、画像認識によって読み取り、周囲に伝える仕組みになっているようです。

また、ソニーの若手社員による活動**「ワララボ(Work & Lifestyle Lab)」**も紹介されていました。

ダイバーシティに関する知見を深めたり、一人ひとりがキャリアを見つめ直したりする取り組みで、メンバーのさまざまな気づきがカード形式で展示されており、読み応えがありました。

さらに、コクヨの取り組み**「HOWS DESIGN」**では、実際に商品化されているインクルーシブデザインのプロダクトも展示。

片手でワンタッチで開けられるバインダー、右手でも左手でも同じように使えるハサミ、持ち上げやすく折れにくい平行四辺形の消しゴム、立ち座りしやすい座面形状の椅子など、「なるほど」と思わず手に取ってみたくなるものばかりでした。

こうした企業を越えたコラボレーションは、新しい価値を生み出す方法としても、人材育成の場としても、とても意味のある試みだと感じました。

▼展示の詳細はこちら(3/6金〜3/10火)
https://www.kokuyo.com/news/release/260305cs1

#crossingview

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