私のジャズピアノの師匠、嶋津健一さんと、二胡奏者の王霄峰(ワンシャオフォン)さんのDuoライブへ伺いました。
二胡の、あの「人の声にいちばん近い」と言われる音色。かすかな震えまで表情になる豊かさが好きで、友人の二胡奏者のライブにも足を運びます。
ですから今回のジョイントライブも、楽しみにしていました。
セットリストは実に多彩。�「蘇州夜曲」といった二胡に寄り添う名曲から、日本と中国の名曲、それぞれのオリジナル曲、そして「Tea for Two」「My Funny Valentine」などのジャズ・スタンダード、クラシックの曲まで。ジャンルを軽やかに越えていく構成でした。
メロディの美しい曲は、国境も時代も飛び越えますね。二胡で奏でられると、旋律がいっそうしなやかに息づきます。
嶋津さんのジャズピアノとの掛け合いは、まるで対話のよう。ときに寄り添い、ときに挑み、呼吸が合った演奏に心がほどけました。
さらに二胡の練習曲も披露され、楽器の奥行きを垣間見るひとときも。音楽の裏側をそっと見せてもらったようで、とても興味深かったです。
会場は満席。客席には静かな熱が満ち、皆さんうっとりと耳を傾けていました。
普段よく聴きに行くバンド演奏も良いけれど、たまにはこうしたライブもいいものですね。楽器が違えば、見える景色も変わるようで、贅沢な夜でした。


コメント
この記事へのコメントはありません。
この記事へのトラックバックはありません。