「認知症世界の歩き方〜認知症のある人の頭の中をのぞいてみたら?」筧裕介著、監修:認知症未来共創ハブほか、ライツ社
とても興味深い本でした。実際に認知症の当事者の方へのインタビューをもとに、本人がどんな気持ちで、どんな事に困っているのか書かれています。
認知症と一言でいっても、温度感覚、皮膚感覚、空間認識、身体機能、時間認識、記憶など、さまざまな感覚や認識機能のトラブルがからみあっているのですね。
「おわりに」の章に
【認知症の課題解決は、デザイナーの仕事だ】
という記述があり心打たれました。
認知症は誰もがなる可能性があるもの。認知症のある方々が暮らしやすい社会に向けて、この本のような当事者の視点の情報がもっと共有されるようになると良いですね。
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