線維筋痛症になってから現在まで、約一年半の試行錯誤について書いています。
- (1)重症化から回復の手応えを感じるまで(1〜6ヶ月位)
- (2)回復期前半〜杖をついて外出できる(7ヶ月〜1年位)
- (3)回復期後半〜杖なし、痛み止めなしの生活へ(1年〜1年半位)
今回は(2)です。
身体を温める湯たんぽやお灸などと、生活を整え睡眠と栄養をしっかりとる事をひたすら継続した結果、少しずつ回復を実感。痛み止めはまだ手放せないものの、少し身体を動かせるようになってきました。
杖を使って歩く
歩けるようになってきたとはいえ、やはり一歩一歩が痛くて思った以上に消耗します。それを助けてくれたのが「杖」です(^^)。杖を使うと楽なので、家の中でも杖を使って歩いていました。
少しずつ近くに買い物にも出かけられるようになりましたが、身体のバランスをとりながら歩くにはいろいろな筋肉が柔軟に動けないとダメなのですよね。
まだフラフラとすぐに転びそうなので、転ばないように一歩一歩、杖と足元を確かめながら必死に歩いていました。電車の揺れでも転びそうでとても怖かった事を覚えています。
また、外で杖を落としてしまうと拾えないので、もうパニック!! 周りの人に助けてもらうしかありません。赤いヘルプマークも入手して障害者席を利用させて頂いていました。
振り返ると、杖を使う生活体験はいろいろな気づきも得られてとても貴重な体験でした。
筋肉の回復を目指していろいろ試す
身体を温める事は継続しつつも、次は、随所で凝り固まって痛みがある筋肉をどう緩めていくか、そして、すっかり弱くなってしまった筋肉をどう回復させていくか、を考え始めました。
この時期に試したものは下記のような事です。
- 散歩をしたり家事をやって筋肉を使う
- プロテインや牛乳を飲む: 筋肉のための栄養をしっかりとる
- ミオンパシー整体: 筋肉を緩める手技療法の整体
- ホットヨガ: 血流を増す、身体を温める、汗をかく効果
- ストレッチ: 可動域を広げる
温める治療と並行して、日々の痛みの変化やその日の体調をみながら、これらの事を盛り込んで、リハビリのメニューを毎日、調整・試行錯誤しながらやっていました。
1の「筋肉を使う」は、やりすぎる(と言っても普通のレベルより軽いレベルのものですが)と痛みが強くなったりして、加減が難しかった。
4.の「ホットヨガ」は、始めた頃は、まだ痛みも強くてほとんどのポーズはきちんとできませんでしたが、それでも身体が温まるのが心地よく、直感的に私に合ったリハビリではないかと感じました。
どれがどの程度の効果があったのかは判断が難しいですが、私としては、どれもそれぞれに実感として効果があったように思っています。
体調には波があり、良くなると喜んだり、悪くなると落ち込んだり、一喜一憂してしまう時期もありました。
でも、ともかく続けていこう、と自分に言い聞かせてやっていくうちに、少しずつ、少しずつ、痛み止めを使う頻度も減っていき、また外出した際の疲労感も、以前より楽になっていきました。
精神的に余裕が出てきた
私の場合、線維筋痛症だけでなく、慢性疲労症候群との合併という診断でした。
重症の頃は、ただ座っているだけでも疲れてしまい、一日中何もできない、という感じでしたが、この頃になると精神的に余裕が出てきて、お灸をしながら映画をみたり、写真の整理をしたり、本を読んだり、と少しずつ、楽しめることができるようになってきました。
少しずつ友人に合ったりすることもできるようになり、ますます、さらなる回復に向けての頑張ろうという気持ちになりました。
以上、
(2)回復期前半〜杖をついて外出できる(7ヶ月〜1年位)
でした。次は
(3)回復期後半〜杖なし、痛み止めなしの生活へ(1年〜1年半位)
について書きますね(^^)。
読んで頂いてありがとうございます。
コメント
藤井さんの「たいへんな中でも愉しもう」精神には元気づけられます。
私のほうはたいしたことないですが、脳梗塞で腕も上がらなかったときに担当医の先生に回復目標を訊かれて「ひとりで銭湯で一風呂浴びて、近くの居酒屋で一杯ひっかけて帰れるようになること」ってこたえたら、
「目標は高い方がいいですからね」と言われたのを思い出しました。
今はおかげさまで銭湯居酒屋三昧を愉しませてもらってます。
私のはレベルが低いですが、
愉しいウキウキするような目標は必ずや回復に導いてくれると思います。
藤田さん、コメントありがとうございます。
脳梗塞から回復されて、大好きな銭湯と居酒屋をまた存分に楽しめるようになって本当に良かったです!!
愉しいウキウキするような目標が病気の回復につながる! その通りだと思います(^^)。
私は、また音楽や書道をやったり友達と会って楽しい時を過ごしたい! という思いがあったかな♫
目標って、その人にとってワクワクするものであれば、高い低いもなくて、自分にちょうど良い目標が一番いいのだと思います(^^)。
藤田さんにとって、これからも充実した愉しい日々でありますように!
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