【8月の短歌教室より】〜題詠「時」
◆題詠「時」
五十二年前の感動 時を経てパリオリンピックの男子バレーに
◆自由詠
関ヶ原合戦(かっせん)に激しく強く打たれしや背負陣太鼓 鎮もる美術館
一首目、男子バレーの52年前の金メダルの時は小学生で、弟と全身で飛び跳ねながらテレビの前で応援していました。
今回は、52年ぶりのメダルを目指して、とアナウンサーの解説で聞いて当時の事を思い出しました。残念ながら今回は負けてしまいましたが、試合中の気持ちを歌にしました。
二首目、サントリー美術館での「徳川家の至宝展」を観に行きました。貴重なものがたくさんありましたが個人的にとても感動したのが、徳川家康が使ったとされる「背負陣太鼓」。合戦の戦場に背負って行き、叩き方で味方に指示を与える陣太鼓です。
大きな音で激しく叩かれてたのだろう、とか、背負った人は武器も少なく戦えないだろうし、(でも狙われるだろうし)、命懸けの任務だったのだろう、とかいろいろ考えてしまいました。そして、それが大切に引き継がれて残っている事もすごい事ですね。
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