3月の短歌教室より〜題詠「春の花」。
◆題詠「春の花」
空に向け逞しく咲くモクレンに勇気をもらいぬ療養の日々
この時期になると、数年前の難病の療養でやっと少し歩けるようになった時期、毎日散歩をしていたことを思い出します。
ハクモクレンのある家の前をよく通っていました。
上に向けてボリューム感がある花を咲かす、その肉厚の花びらがとても美しく、早く元気になりたいと思う私を励ましてくれるようでした。
◆自由詠
通院の母の付き添い手をつなぎ呼吸を感じ歩幅を合わす
一人暮らししている88歳の母のサポート(通院、買い物など)でよく横浜の実家に帰ります。
夫の両親はお二人とも亡くなっており「親孝行は親が元気なうちじゃないとできないからね」と送り出してくれます。その言葉を味わうような時間のことを歌にしてみました。
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